遊星回転式ポットミルに使用する粉砕容器で、実験中に発生する容器やボールの異常な摩耗などによって貴重な試料に不純物の混入がある場合や、試料と粉砕セットの相性が悪いために長時間作業を行ったにもかかわらず試料が投入時とほとんど変化のない場合があります。従って、実験を行う前に最適な容器及びボールを選択することが大変重要です。弊社の容器には十数種類の異なった材質があり、容量も500ml, 250ml, 80ml, 45mlの4種類を用意してあります。又、特別な形状・寸法・容量にも対応致しますのでご相談下さい。尚、他メーカー機にも使用可能です。
粉砕作業を行う場合、原則的には容器と同材質のボールを使用するのが無難です。ボールの大きさは通常φ10、15、20、25、30mmが多く使用されていますが最近はφ10mm以下、又はφ1mm以上のご希望も多く、多少の在庫もありますのでご希望の場合はお問い合わせ下さい。
高純度石英ガラス製の遊星回転ボールミル専用容器です。容器は高純度無垢の石英ガラスで製作されており、粉砕用メディア(ボール)にも同様の石英材を用意しています。最も硬い素材の一つなので、コンタミは極微量もしくは皆無に近くなり、異物混入を嫌う試料の理想的な粉砕が可能になります。
容量:45、80、250、500ml
超硬質鋼であるタングステンカーバイドのライニングを、約5mmの厚さで接粉部に施した遊星回転式ミル用のポットです。 サイズ、形状などは、どの様なものでもご要望に合わせて製作が出来ますのでご相談下さい。
セラミック系素材やメノー製容器にもO-リング溝加工を施し、ステンレスの金具にてフタと容器を締め付ける事により容器の密閉度を高めました。
下記の中から適した材質の容器をお選び頂けます。
ナイロン製容器内側の接粉面に、強度と耐久性を強化するために窒化ケイ素の内張りを施した粉砕用ポットです。ポットの両端は取り外し可能な蓋になっており、使用後の洗浄が極めて容易です。
ポット内部のすべての接粉部(内壁と蓋)に石英材が施され、外装をナイロン66で補強した強度と耐久性を強化した粉砕用ポットです。
ポットの蓋は密閉することが出来るので、乾式/湿式のいずれの粉砕も可能です。
又、ポットの両端が取り外しできる蓋になっているので、使用後の洗浄が簡単です。
ポットと粉砕用メディア(ボール)には、極めて高純度の石英が使用されておりますので、わずかな石英のコンタミ以外の試料への異物混入は、皆無に等しくなります。
※本データは石英ガラスそのものの分析結果です。従って輸送行程、梱包工程等の二次的な過程でのコンタミネーションによる付着・混入物についての分析は行っておりません。又、本データは参考値であり、製品を保証するものではありません。
ナイロン製容器内側の接粉面にジルコニアの内張りを施し、強度と耐久性を強化した粉砕用ポットです。ポットの両端は取り外し可能な蓋になっており、使用後の洗浄が極めて容易です。
※特注サイズのご要望についてはご相談ください。
現在市販されている粉砕用ポットは、蓋の取付け・取外しを金属ボルトとナットの金属同士で締め付けている為、摩擦による摩耗等により大切な試料に微量の金属粉などが混入するおそれがあり、また、ボルト穴に入った異物を取り出すのも大変苦労します。
弊社製作のMCナイロンポットは、従来金属製ボルト・ナットの締め付けにより蓋の取付け、密閉していたものを、ハンドル式の冶具で特殊な形状の容器の縁の部分にくさび状に締め付けるユニークな方法で固定します。従って、金属同士の接触がなく不純物による汚染の心配がありません。
又、ボルト穴がないので洗浄が簡単です。面倒な何本ものボルトの締付け取外しが不要なので作業時間が大幅に短縮されます。密閉部はシリコン製のОリングが使われています。
粉砕容器の蓋の開け閉めを容易にするために、蝶ネジと特殊な形状の冶具とを組合わせる構造を採用した、簡単確実に開閉出来る粉砕ポットです。一般的な六角穴ボルト式の蓋で複数個所のネジを開け閉めするような煩雑な手間が省け、ボルト穴が無いので洗浄もたやすく出来ます。
ウレタン製、テフロン製共 容量3Lと1Lがあります。
電子材料・高純度セラミックスの粉砕混合用として、金属製不純物を含まないナイロン系樹脂を材料とした耐薬品・耐摩耗性に優れたポットミル及び同材質の粉砕ボールです。ボールには重量を増すため内部に鉄芯(鋼球)を封入してあります。
※生産用として10L以上の製品も製作しております。
内部壁面が六角形の粉砕用ナイロンポットです。内面が六角形の形状になることで、分散及び粉砕がより効率的になります。ポットの両端が取り外しできる蓋になっているので、使用後の洗浄が簡単にできます。容量1Lと3Lの2種類があります。
ウレタンに鉄芯を封入したボールを使用するウレタン製のポットと、テフロンに鉄芯を封入したボールを使用するテフロン製ポットの2種類を用意しております。
試験、研究用に使用される硬度の高い塊状の試料をボールミル架台に掛けて粉砕します。ポットは内壁にタングステンカーバイドをライニングし、外部はSUS-304で保護しています。
ポットは円筒形で底板は一体型ですが蓋はフランジ式でボルト固定です。粉砕用タングステンカーバイドボールも大小とり揃えております。
※真密度:14.75
※ポットミルは受注生産となります。
ポット寸法(外径):
90, 120, 150, 180, 210, 240, 300mmφ
※ボールを含みます。
ニューライトポット:0.5、1、2、4 ℓ
(超高分子量PE製)
ボール:テフロン製・ポリエチレン製
(鉄芯入り)
サイズ:φ10mm、φ15mm、φ20mm、
φ25mm(受注生産)
ポット寸法(外径):
60, 90, 120, 160, 200, 250, 300mmφ
ボール:各種寸法を取り揃えております。
ステンレス製の寸胴型粉砕ポットです。
形状的に、粉砕作業終了後のサンプル回収や清掃が容易にできます。
ポットミル用架台を使用するステンレス製混練容器です。混合効率を向上させるために、ポット内壁に邪魔板(バッフル)を2〜3本施した特殊な形状のポットです。混練する材料や処理量に合わせて、色々なご希望サイズや本数の容器が製作可能です。又、不活性ガスなどの注入をご希望であれば、蓋にバルブを取り付ける加工も可能です。
ステンレス製 バッフル(邪魔板)3本付ポットの姉妹品として、内部の摩耗を最小限に抑えるために、蓋及び内壁と邪魔板等、接粉部全体にアルミナを溶射したステンレス製ポットです。その他の素材も溶射可能です。
ステンレス製粉砕ポットの、蓋と内面の接粉部にタングステンカーバイドの溶射を施し、耐摩耗性と粉砕性を高めた粉砕用ポットです。溶射の場合、摩耗、割れ剥離が生じた際には再溶射による修繕が可能です。溶射皮膜にはタングステンカーバイドの他に、アルミナ99.9%、酸化クロム、コルモロイなどの合金を溶射することも出来ます。お客様のご要望により、他の材料の溶射も検討も致しますので、お問い合わせ下さい。 ポットは、底蓋と上蓋をネジ止めする両蓋式なので粉砕後の清掃が容易です。パッキンとして、バイトン製のOリングが標準で装着されています。
素 材:SUS304
サイズ:内径φ150×深さ230mm
外径φ195×全高250mm
多種類の材質の中から適した容器と粉砕媒体を選択できます。主な材質は下記の通りですが、他の特殊な材質でも制作の実績がありますので、ご希望の方はご相談下さい。
活性炭と鋼球を入れ、ロータップ式ふるい機にて振とうし、粒度の変化により硬さをもとめます。
付属品:クロム鋼球 φ9.5mm、φ12.5mm
各15ケ